夢をつぶやく

栗花落のつぶやきです。

宇宙と太陽

こんにちは。

昨夜も更新しようと思っていたのですが、これからお話することのために、できませんでした。

 

病院で診断されたとおり、ずっとただの肥満だと思っていました。

 

わたしたち家族のアイドルのような存在である、犬の♀と♂。メスを先に飼っていたのですが、彼女の子供を見たくて数年後、もう一匹、わたしたちの家族になりました。

なかなか実ることはなく、現状でも充分幸せだったのでわたしは半ば諦めていました。食欲がないのにおなかが膨らんできたのを見て、もしかして、と病院に行ったものの肥満だと診断されました。

今思うと、その頃にはもうおなかにいたのだと思います。

やっぱりお腹にいるのでは、と思ったときもありましたが、病院にはいきませんでした。

 

昨日の朝、母は私の部屋に来て、「出かけるけどもしかしたら赤ちゃんが生まれるかもしれないから様子を見ていて」と言って出かけて行き、家には私一人と犬2匹。

赤ちゃんがいそうだな、と思いつつも、まだ、もしかしたら肥満かも。とも思っていました。

一応産箱を作ってみると入ってくれたので安心。それとともにやはり妊婦さんではないか、とも思えてくる。

ちょこちょこ様子を見て本を読んでいました。

気がついたら、産箱に敷いていたタオルに血が付いていたのです。嫌な感じがしました。そっと犬やタオルをどかしてみると、足が噛みちぎられた、本当に小さな子が生まれていたのです。

体重は65g。かなり小さいです。この倍あってもいいくらい、ものすごく小さかった。瞬間的にダメかも、と思ってしまった。

その後すぐに一匹目よりも小さいもう一匹が生まれ、わたしは二匹と母犬をつれて動物病院に駆け込みました。

たくさん説明を聞きました。難しいかもしれない、という言葉を何度も聞きました。二匹は弱っているものの生きていましたが、母犬は興奮しっぱなしで母性が目覚めない。安楽死、という言葉も聞こえました。

結局、二匹ともうちに連れて帰り、世話をすることにしました。

 

時間が経つにつれて明らかに弱っていくのがわかりました。

母犬は何を思っているのかひたすら舐めていて、冷えていくのが分かって母犬から取り上げ二時間ごとのミルクと排泄時に近づけましたが赤ちゃんの方が乳を吸わない。母犬が排泄を促さない。

 

二匹目は、23時頃。足のない一匹目は確か4時頃でした。

こんなに悲しいのは、久しぶりでした。生きることはこんなにも難しいのか。これが自然ということか。一日も、生きていられなかった。

けれど、母犬が元気なままで帰って来れたことがほんとうに良かったです。

 

さっき、庭に穴を掘り埋葬しました。

考える時間が少なくて、本当に申し訳なかったけれど、

一匹目が太陽で、二匹目が空。

どちらも父犬と同じ柄がおでこのあたりにあって、ものすごく可愛い子たちです。

つむられたままの目は、どんな色だったのかな。とか、どんな毛並みでどんな色だったのかな。とか、どんな性格をしていたのかな。とか。

 

母犬の方がもう若くはないことや、また繰り返される可能性を考えて、次の妊娠はさせないことにしました。

でも、わたしはきっと、大人になってどうにか一人暮らしやら二人暮らしやらを始めたら、またパピヨンを飼いそうな気がします。だって、パピヨンって世界一かわいいから。(笑)

 

二匹が天国で安らかに眠れますように。


Netflix火花お題「夢と挫折」

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